美味しい

当方では、自然の恵みを受ける環境作りを最優先とし、さらに以下の試みを行っておりますので、より美味しい柿を安心してご賞味いただけます。
@ 美味しい柿ができる環境を維持する努力を行っていきます。
 樹木を低く抑えるとともに樹木間のスペースを保つことにより、日照・風通し等を良くし、自然の恵みを存分に受けた柿作りを目指します。
 これは同時に病害虫の発生しにくい環境を作り出しておりますので、美味しい柿を安全・安心にご賞味いただけます。
 また、これにより危惧される土の乾燥については、散水システムを導入することにより補うとともに、草(
「ナギナタガヤ」)を生やすことにより保水性を維持しております。
A 農業の基本は土作りです。
 「ボカシ肥」(有機肥料)の導入(平成13年本格導入)により、基本となる土作りに注力してまいりました。

※「ボカシ肥」は、自宅で有機物資材(米ぬか)を醗酵させて作ります。このため、ゆるやかに肥効が現れる安全な肥料です。

注 ナギナタガヤ
 春に大きく育ち、その後枯れて園を覆い尽くします。保湿効果を生み出すとともに柿の栄養となります。また、雑草の発生も抑えてくれます。

「土壌の改良、水分を安定化」〜
京都府丹後農研が確認 梨園ナギナタガヤ 糖度向上にも効果

 梨の「ゴールド二十世紀」の園内でナギナタガヤを栽培すれば、抑草だけでなく、土壌の改良や水分の安定化にも効果があることを京都府丹後農業研究所(京丹後市)が確かめた。果実の糖度が上がることも分かった。30日に亀岡市で開かれる2005年度の研究成果発表会で紹介する。
 ナギナタガヤはイネ科の一年草。同研究所は02年に、梨の収穫が終わる10月始めに10アール当たり3キロのナギナタガヤの種子をまいた。事前に除草剤を散布して雑草を枯らしておいた。
 翌年の4月下旬にナギナタガヤは50〜60センチまで育った。5月下旬から枯れ始め、6月にはすべて倒れて園地を覆い尽くした。その結果、雑草の発生が抑えられ、除草剤や草刈りの回数は3分の一になったという。
 枯れたナギナタガヤは保湿効果を生み、土壌水分が安定。その後分解されて、土壌改良にもつながった。また、ナギナタガヤの根が枯れた跡がすき間になるなど、土壌が硬くなるのも防ぐ効果ももたらした。
 04年に果実の糖度についての比較試験をしたところ、草刈りだけの園地や、除草剤をまくだけの園地の果実より糖度が高い傾向が見られた。ナギナタガヤによる複合的な効果と見られる。
 種子代は1キロ当り約4500円かかる。だが、2年目以降はこぼれ種が発芽するため、種子をまく必要がない。ただし、発芽量が少ない場所では追いまきする。
 同研究所は「雑草が生える場所には除草剤をまいて対処するように」と注意。今後ほかの技術と組み合わせて、さらに糖度が向上するような試験を進める計画だ。(平成18年1月20日・日本農業新聞より)


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